| 羽田農園 |
無農薬野菜を作って14年。
手間をかけて作る有機肥料〈ぼかし〉で
すくすく育つ充実した野菜たちは、
ひよどりからも守られながら、
家々に届けられている。 |
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羽田農園
浜松市大原町361-4
TEL/FAX.437-9663
羽田尚由さん |
大学時代、環境問題に取り組むうちに有機農業を目指す。千葉県佐倉市で指導を受けた後、
父親の反対を押しきり無農薬有機栽培を始める。青年海外協力隊としてスリランカで農業指導もした。1児の父。
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| 1・3haものとても広い羽田さんの畑には、およそ50種類の野菜や果物が作られている。トラクターは使っているものの、栽培品種が多いため「収穫用などそれ以外の機械が入れられないから大変ですよ」と言うけれど、すべて羽田さん夫妻とパートさん3人の手によって大切に育てられているのだ。早速畑を案内してもらうと、固く締まった緑濃いブロッコリーや盛り上がるように大きなカリフラワー、みずみずしくやわらかそうな春キャベツなど生き生きとした力強さを感じる野菜たちが収穫される時を待っているのだった。 |
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| この野菜を育むのは〈ぼかし〉と呼ばれる有機肥料。魚のカスや米ぬか、鶏糞、菜種カス、灰を合わせたものに発酵菌を入れて、空気を含ませるようにひっくり返しながら1週間かけて作られる。菌がよく発酵するようにシートをかけて約50℃に保つのだそう。ぼかし作りは手間がかかる作業なので、その時間がとれず買っている有機農家も多い。けれど、羽田さんは自身で丹念に作っていて「これを使うと、充実したいい味の野菜ができるんですよ」と嬉しそう。ぼかしには速効性があるので、野菜の成長をうながすのはもちろん、野菜や果物の木が疲れているなと感じたときの栄養剤にもとオールマイティに使える。牛糞堆肥と合わせて使うことで土も豊かに肥え、始めはできなかったホウレン草も今では立派なものができるようになったのだ。 |
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無農薬有機栽培で一番気を遣うのはやはり病害虫のことですか? と尋ねると、「それももちろんだけど、ひよどりが収穫目前のキャベツやブロッコリーを食べてしまうのも困るんだよ」と羽田さん。実際、鳥よけのネットが足りずにはみだしていたキャベツは根元以外、跡形もなく食べられてしまっていた。鳥の被害もバカにならないのだ。
こうして作られた野菜は彼自身によって配達されている。その数、約50件。1日4〜5時間、2日にわたる。それだけでなく宅配便で送ったり、遠鉄百貨店に卸していたりと農作業以外の仕事も忙しいけれど、「いつもおいしい野菜をありがとう」というお客さんのひと言が彼を笑顔にさせるのだ。 |
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